とは?
三次に伝わる「稲生物怪録」を中心とした日本初となる
「湯本豪一記念日本妖怪博物館」の建築決定にあたり、
妖怪文化の発信と三次市の経済活性化の一躍に貢献することを目的に設立されたのが
MONONOKE51です。
「MONONOKE51」(略称MNK51)というネーミングは、
海外の方にもご理解頂けるよう日本語である物怪(もののけ)を
敢えて世界共通用語としてアルファベット表記としました。
また、「51」は、地元カープの鈴木選手、また海外でも活躍しているイチロー選手の背番号にあや
かり、お二人のように国内でも海外でも活躍できる会社になりたい
という意味が込められています。
代表取締役
尾 本 原 勇 人
百年の時を経て
見出された稲生物怪録を
全国・全世界へ。
今から30年近く前、私が三次市教育委員会に勤務していた時、初めて「稲生物怪録」の存在を知ることになりました。当時主体的に稲生物怪録の調査研究を積み重ねておられたのが、市教育委員会が三次市民俗学の専門的調査研究を委嘱した伊藤恭一氏(元高校教諭)でした。
氏は、長年表舞台に出ることがなかった三次を舞台とした「稲生物怪録」の魅力に惹かれ、稲生家が門外不出としていた「三次実録物語」の調査研究への協力を稲生家14代 稲生平太郎氏に直談判。氏の熱意に根負けした稲生氏は、「三次実録物語」を三次市にご寄託くださいました。
氏は三次物怪録の研究した集大成として「妖怪 今 蘇る」を発刊。それにより「稲生物怪録」は誕生から100年以上の時を経て表舞台に立つこととなりました。すると中央の大手出版社が興味を示し、三次市に残る絵巻物の注釈本を発刊することになりました。これを機に、三次市内に住む若者が中心となって「もののけプロジェクト三次」を結成。地道に活動を推進してきた結果、2019年春の「湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)開館につながることになりました。
私は、「稲生物怪録」は三次市にとってはもとより、全国・全世界にも誇れる貴重な財産であると自負しています。氏の熱心な研究されていた姿を思い出す度に、是非ともこの稲生物怪録を世界に発信し、地域の活性化につなげていくために、微力ではありますがお手伝いができればと思います。